シワ・毛穴の開き・顔のたるみ・紫外線対策、万能美容成分フラーレンの効果

MACHIKO モイスチュアエッセンスにも配合されている「フラーレン」。
エイジング美容業界の注目成分フラーレンについて、美容皮膚科医としてご活躍中の高橋克之介先生にお聴きしました。

フラーレンの特長を教えて下さい


有害物質を無害化するフラーレン

フラーレンは肌の老化の遠因となる活性酸素を除去する力があります。特長としては、抗酸化力が非常に強い、守備範囲が広い、安全性が高いという点が挙げられます。
抗酸化剤自体は、昔から効果が注目されています。良く知られているのはビタミンCですが、フラーレンの抗酸化力は一般的なビタミンCの170倍ほどと言われています。
紫外線を含む日光を浴びると、人体の反応で活性酸素が発生し、それがメラニンの増加や皮脂の酸化につながる。つまり、活性酸素の発生を抑えれば、そこから老化現象が進むのをストップさせることができます。活性酸素にも様々な種類があるのですが、フラーレンは対応できる種類が多く、ほとんどの種類の活性酸素をキャッチできます。

某化粧品メーカーの美白製品で白斑現象を生じさせた問題がありましたが、フラーレンは角質層に留まって効果を発揮するため、あのような問題は起こしません。フラーレンはとても“優等生の成分”なのです。皮膚細胞は新陳代謝で生えかわるのですが、その生えかわりの際に、角質層の「活性酸素をキャッチしたフラーレン」は外に出されます。つまり、必要な部分にのみ働き、活性酸素とともに自然に出ていくのです。当院でも使って何年も経ちますが、トラブルの報告は一つもありません

フラーレンが“優等生”な要素は他にもあります。フラーレンは、物質的に非常に安定しているため、肌の中に留まって作用する時間が長いんです。サッカーボールと同じ球状構造で安定しています。例えば、スポンジで、水に浸けるとその体積の9倍くらい吸水できるものがありますが、あれに似ていますね。紫外線を大量に浴びて、活性酸素がたくさん出た時にフラーレンというスポンジをあてれば、活性酸素を吸い込み、角質の入れ替わりとともに排出してくれるのです。これが、「ラジカル(活性酸素)スポンジ」と呼ばれる由縁ですね。スポンジといっても、厳密には吸い取るというより、サッカーボールの構造に“くっつける”のですが。
活性酸素は、化粧品を使っても発生します。ビタミンCに美白の作用があっても、ビタミンCからも活性酸素が出ます。フラーレンを化粧品に配合しておけば、対応している種類であれば、配合されている他の成分によって出る活性酸素を吸収してくれます。

毛穴への効果については、いかがですか?


毛穴が引き締まり、赤みも改善!

データでは毛穴の面積を2割程度縮小してくれるとあります。2割というと大したことがないように聞こえるかもしれませんが、2割の縮小というのはかなりの高性能です。
他の有効成分でも毛穴の面積が縮小することが確認されていますが、1割程度と読んだ記憶があります。2割と言えばその倍、かなり高性能ですね。

様々なトラブルに対し、具体的にはどのようにアプローチするのでしょうか。まずは小じわには?

ひきしめ(タイトニング)には、皮膚のかなり奥まったところに働きかける必要があります。小じわは、レーザーでも効果がありますし、フラーレンなどの化粧品でもかなり改善が期待できます。
小じわは、二十歳くらいまではまずありません。骨格そのもの、細胞そのものが成長している時期は、皮膚はそうした中から大きくなってくるものにネットのようにピタッとフィットしています。成長がストップすると内側からの力がなくなり、また年齢とともに膠原繊維(コラーゲン)の産生能力が低下してきて、小じわができます。小じわの原因は、皮膚の非常に浅い部分の繊維のトラブルなので、フラーレンなどで保湿機能を補うことで改善します。

より深いシワにはどうでしょう?

日光を長年浴びると、小じわが生じる層よりも下の膠原繊維や弾性繊維にダメージが生じます。本来、繊維成分はサーカスの安全用のネットみたいに一本一本独立して動いているのですが、ダメージによって板状になってしまいます。その板状のものが表情筋などによって、南極の氷が割れるような状態になり、小じわよりも大きくて深いシワになってしまう。さらに表情筋が動くと、シワがさらに深く、大きくなっていくのです。
骨そのものも縮んでいくと言われています。頭蓋骨の骨移植をして、サイズがほんの少しだけ小さくなったところ、たるみやシワが出てきたという話を耳にしたことがあります。

たるみには効果がありますか?

ストレッチジーンズは、新品のときはパッツンパッツンですが、はいているうちに伸縮成分であるポリウレタンが延びきって、縮む力がなくなり、普通のジーンズになってしまう。これがたるみです。ピタッと張っていたネットが緩んでくると、まず皮膚そのものの重さが支えきれなくなります。さらに、皮膚の下にある脂肪組織も、張力と弾力があるときは骨に対して押し付けられていますが、その力がなくなると抑えきれなくなり、目の下などがたるんできます。
そうした奥のダメージには、月に1度のレーザーと併用して家でやれるものが必要なので、フラーレンを使っています

対紫外線効果について、教えてください

大切なのは、日焼け止めを塗る前にフラーレンを塗ること。日焼け止めは汗で流れてしまうので、5時間には効果がなくなってしまいます。その時にフラーレンが塗ってあれば、紫外線を浴びても活性酸素が除去されます。フラーレンには、2時間後に塗り直しが必要、5時間後に効果がなくなるということはありません。
日焼けは軽い火傷で、炎症を起こしている状態なので、フラーレンを塗っておくと、その炎症を抑える作用だけでなく、日に当たって顔が赤くなってしまう人ならその赤みを早く引かせる作用もあります。
5月からは紫外線が急に増加するのでフラーレンはますます活躍しますし、夏が終わって冬になれば保湿に活躍します。毛穴に対する作用もあるし、一年中、日常的に使ってもらうのがいちばんですね。そうなると、やはり安全性の高いという点が大きなポイントになります。